介護施設やグループホーム、デイサービスなどで管理職として活躍するためには、身につける必要がなるスキルがいくつか挙げられます。まず、一番に必要と考えられるスキルは、マネジメント能力です。管理職に就くことで加わる業務の主は、ほとんどがマネジメント業務であり、常に安定した運営管理を行うために欠かせないマネジメント能力は非常に重要なスキルです。マネジメントや管理業務に携わった経験がないという方でも、日常的に全体を見ることを意識し、さらに経営について書かれている本を読んだり、人材管理などを学ぶことで身につけることができるスキルです。
また、多くの職員のリーダーとして業務を行う必要があるため、リーダーシップも重要な能力であるといえます。職員ひとりひとりと向き合うことや、些細な心境の変化に気づくなどのリーダーとしての気遣いや、トラブルが起きた際のフォローなど、管理職としてリーダーシップを発揮する機会が多くあるでしょう。
金銭管理能力も必要です。管理職は、いわば施設の社長代理のような存在です。利用者の数や職員の数に応じた人件費の計算や、必要備品購入などにあてられた経費の計算など、施設運営が赤字にならないよう常にお金も動きを管理する必要があるでしょう。
最も必要なスキルが、介護や保険に関する知識と経験です。基本的な介護職としての知識や事例、対処法はもちろん、介護保険法や最新の介護サービスの内容など、業界の最新情報を常に意識しておくことも必要です。